各賞の趣旨

 日本会計研究学会(以下では「本学会」とする)の学会賞と太田・黒澤賞は、本学会が会計学の向上発展に資するため、会員の優秀なる著書論文を審査選定して、賞金を授与し、その業績を汎く顕彰することを以て目的としている。

 学会賞では、会計学に関する論文につきこれを授与する。太田・黒澤賞では、会計学に関する著書につきこれを授与する。

 学会賞で審査選定の対象となる論文は、本学会大会または部会において行われた研究報告に基づいて執筆され,審査の前年四月一日から翌年三月三十一日までの期間に公表された論文である。また、太田・黒澤賞で審査選定の対象となる著書は、審査の前年四月一日から翌年三月三十一日までの期間に発刊された著書である。

 さらに、本学会では、会計学の向上発展に資するため、学術奨励賞を設けて、院生会員の優秀なる論文を審査選定して、賞金を授与し、その業績を汎く顕彰している。

 学術奨励賞で審査選定の対象となる論文は、本学会大会または各部会において行われた研究報告に基づいて執筆され、審査の前年四月一日から翌三月三十一日までの期間に公表された論文である。ただし、機関誌『会計プログレス』に掲載されることが当該年度の編集委員会において承認された論文のうち、本学会大会または各部会において行われた研究報告に基づいて執筆された論文は、編集委員会委員長の推薦があったものとみなして、先に挙げた公表期間の範囲にかかわらず、審査選定の対象としている。